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全国決勝大会レポート

The SELECTIONS

グループステージ

大会1日目。都内でも降雪が観測されたあいにくの天候ながら、大会会場内では参加監督とそのサポーターによる熱気であふれていた。

この日に行われたのは、3人1組で戦う団体戦『FOOTISTA PLAYER’S CUP The 1st ~The SELECTIONS~』。エリア予選大会ごとの成績上位監督でチームを組み、エリア代表として全18チームが優勝を目指す。

初の試みとなるこの『The SELECTIONS』は大会形式が独特で、個人の勝敗結果によってチーム同士の勝敗が決するのではなく、3人の試合を1つの試合に見立て、あくまでもチームとしてのスコアが競われる。そのため、最小得点で勝つことよりも、いかに得失点差を稼いで自分の試合を終えるか、劣勢ならその差を抑えるかといったことが重要になる。

まずはグループステージ。各エリア代表18チームが3つのグループに分かれリーグ戦を行い、ノックアウトステージへ進出できる4枠を競って戦う(各グループ1位の計3チームと、各グループ2位のなかから成績最上位の1チーム)。

■グループA

東北A中部A中部C近畿B関東D近畿A

このグループで注目されたのは、ずば抜けた得点力をみせた東北Aエリア代表と関東Dエリア代表。いずれもグループステージ合計35得点を叩き出しており、特に関東Dエリア代表の初戦12ゴール(3試合合計)は会場にどよめきを与えた。

この両チームが激突したのは、お互いに3連勝で迎えた第4戦。勝てばノックアウトステージ進出が見えてくる天王山では、圧倒的な力を見せつけた東北Aエリア代表に軍配があがった。東北Aエリア代表はその勢いのまま第5戦も勝利し、5連勝でノックアウトステージへ。

一方の関東Dエリア代表は、最終戦を引き分けはしたものの2位通過に望みをつなげる形となった。

GrouAリーグ表

■グループB

関東B中部B中国関東A関東F四国

序盤は拮抗した順位争いが展開し、第3戦目を終えた時点では2位通過含め5チームに突破の可能性が残されていた。

そこから抜け出したのが四国エリア代表。第4戦目に今大会初となる0失点で試合を終えると、最終第5戦でも完封を記録。総得点も39点まで伸ばし(全18チーム中最多得点)、総失点数もわずか11点に抑え(全18チーム中最少失点)、貫禄の記録でノックアウトステージへとコマを進めた。

注目は2位争い。第5戦目の直接対決で勝利した中国エリア代表が、勝点で関東Fエリア代表を上回り逆転で2位に。しかし、得失点差で惜しくも関東Dエリア代表に及ばず、この時点で中国エリア代表のグループステージ敗退が決まってしまった。

GrouBリーグ表

■グループC

九州B関東C北海道九州A関東E東北B

北海道エリア代表に欠員が出たため、毎試合、当日参加枠から2人ずつが選出され戦うことになった。即席チームではあったが奮闘し、第3試合を終えた時点ではグループステージ突破も見えていたが、チームとして後半に失速してしまい、勝点を伸ばせず残念ながらここで敗退。

このグループを抜け出したのは関東Eエリア代表。総得点も38得点で全18チーム中2位。個人でみれば負け数は他の1位抜けチームと比べて多くはなるが、チームとして得点を稼ぎ、仲間をカバーできたことでこの結果につながった形だ。第4戦目終了時点で1位通過を確定させており、最後もきっちりと相手を退け5連勝でノックアウトステージへ弾みをつけた。

GrouCリーグ表
ノックアウトステージ

ノックアウトステージ準決勝は、抽選の結果、関東Eエリア代表対関東Dエリア代表の関東ダービー、東北Aエリア代表対四国エリア代表という組み合わせになった。

3人が同時に試合を行ったグループステージとは異なり、ここからは各グループ1人ずつ試合をおこなっていく。もちろん、個々の勝敗ではなく、チームの総得点で競われるため(総得点が並んだ場合はPK戦を含む勝利数が多い方の勝ち)、2戦目が終わって勝敗がつくことはない。

最後の3人目まで逆転の可能性が残され、それが最後に大きなドラマを生み出すことになる。

■準決勝① [関東Eエリア代表対関東Dエリア代表]

まずはHIKARU監督(関東E)とトニー・譚監督(関東D)の対決。仲間につなげるためにも、点を稼ぎつつ失点は避けたいところだが、いきなりHIKARU監督のFWが負傷し、さらにトニー・譚監督側にはレッドカードで1枚少なくなる波乱の幕開け。退場者が出たことが影響し、HIKARU監督のワンサイドゲームとなり関東Eエリア代表が4点のリードを得ることができた。

序盤から点差を広げられた関東Dエリア代表は、続くMASATO監督(関東D)もちゅんちゅんなおき~監督(関東E)に先制される苦しい展開に。そこから追い上げをみせ逆転に成功するも、それ以上得点数を稼げず、状況を覆すには至らなかった。関東Eエリア代表の優位は変わらない。

第3戦は、☆MASA☆監督(関東E)対Taka*NUC#??監督(関東D)。関東Dエリア代表が勝つには3点差以上の勝利が必要だが、拮抗した展開が続き0対0のまま前半終了。後半戦、Taka*NUC#??監督が先制し試合を動かす。勝ち上がるにはあと2点、勢いに乗りそうな状況のなか、そうはさせまいと、☆MASA☆監督がすぐに追いついてみせる。振り出しに戻り苦しくなるTaka*NUC#??監督は、さらに終盤FKを決められてしまい勝負あり。

トータルスコア7対3で関東Eエリア代表が決勝に駒を進めた。

関東E 7 - 3 関東D
HIKARU 4 - 0 トニー・譚
ちゅんちゅんなおき〜 1 - 2 MASATO
☆MASA☆ 2 - 1 Taka*NUC#??

■準決勝② [東北Aエリア代表対四国エリア代表]

第1戦はアドバンテージ監督(東北A)に対してJACK監督(四国)が得点を稼ぎ、グループステージからの勢いそのままに四国エリア代表が3点のリードを取ってみせる。グループステージでは安定して得点を稼いできたアドバンテージ監督だったが、JACK監督にその力を発揮することは叶わなかった。

四国エリア代表の3点リードで迎えた第2戦だったが、*H6.西野七瀬世代*監督(東北A)が前半だけで3得点する大健闘を見せた。これで両チームの差はなくなりイーブンに。しかし、グループステージで個人全勝をあげた*YKMS*監督(四国)が簡単に終わるわけがなかった。

試合終盤、なんと連続で得点をあげ1点差にまで追い詰めることになる。まさかの逆転まであるか、と会場は盛り上がったが、結局スコアはそこから動かずに終了。試合には負けはしたが、第3戦につなぐ大きな2得点となった。

東北Aエリア代表に必要なのは2点差以上での勝利、その2点差を手に入れてみせたKっト・シー監督(東北A)。このままいけば、勝利数で上回る東北Aエリア代表の勝ち上がりが決まる……はずだった。この状況から、フェレンツ・プシュカシュ監督(四国)が神がかり的な追い上げを見せなんと同点に追いつく。さらに、2対2で迎えた後半アディショナルタイム、フェレンツ・プシュカシュ監督がゴール。2点ビハインドからの劇的な逆転でこの試合に勝ちきった。

トータルスコア5対8で四国エリア代表の決勝進出が決定した。

東北A 5 - 8 四国
アドバンテージ 0 - 3 JACK
*H6.西野七瀬世代* 3 - 2 *YKMS*
Kっト・シー 2 - 3 フェレンツ・プシュカシュ

■決勝戦 [関東Eエリア代表対四国エリア代表]

『FOOTISTA PLAYER’S CUP The 1st ~The SELECTIONS~』初代王者に輝くのはどちらのチームか。

第1戦、準決勝からの勢いそのままに、HIKARU監督(関東E)が前半で2得点を決め、関東Eエリア代表が優位に立つ。JACK監督(四国)も攻撃の形は作れているので、チャンスがないわけではないが、試合時間がどんどんと過ぎていく。そして、劣勢から心折れることなく繰り返していた形がついに実り、後半84分に1点、さらに立て続けに90分に同点に追いついた。

PK戦(トータルスコアが並んだ場合に影響する)ではHIKARU監督が勝ち、とりあえず一歩リードしたのは関東Eエリア代表となった。

続く第2戦、形は作るもののゴールにはならない*YKMS*監督(四国)に対し、ワンチャンスで得点を導いたちゅんちゅんなおき~監督(関東E)が先制。さらに後半にも得点を積み重ね引き離しにかかる。とりあえず1点が欲しい*YKMS*監督だったが、決定的な場面では放ったシュートが2連続でポストに嫌われる不運があり、なかなか勢いに乗る足がかりが見えない。それでも、なんとか71分に1点返し、最後の第3戦、リーダーの戦いに望みを託した。

関東Eエリア代表がトータルスコアで1点リード、勝利数も2勝あげているため、四国エリア代表が優勝するためにはフェレンツ・プシュカシュ監督(四国)が2点差以上つけて勝利する必要がある。

普段から共にプレイしている師弟対決となった第3戦。現状、追い込まれているのは師匠のフェレンツ・プシュカシュ監督。師匠として負けるわけにはいかないと、フェレンツ・プシュカシュ監督が17分に先制。これでトータルスコアはイーブン。さらに2点目、3点目と積み重ね、☆MASA☆監督(関東E)はあと2得点が必要になり、関東Eエリア代表の立場が逆転してしまった。

しかし、無情にも4点目が入り、☆MASA☆監督は1点返すも、GK飛び出しの駆け引きのうまさも光ったフェレンツ・プシュカシュ監督が3点差をつけ勝利。

トータルスコア5対7で四国エリア代表が逆転優勝を飾った。3人には初代王者にふさわしい『スリリング・スリー』の称号が贈られた。

関東E 5 - 7 四国
HIKARU 2 - 2
4 PK 2
JACK
ちゅんちゅんなおき〜 2 - 1 *YKMS*
☆MASA☆ 1 - 4 フェレンツ・プシュカシュ
優勝チーム・四国エリア代表インタビュー

――優勝した今の率直なお気持ちはいかがですか?

*YKMS*監督 ホンマ、嬉しいですよね。このメンバーで取れたっていうのもそうだし、いいチームやったなぁって。2人に、ありがとうという気持ちしかないですね。

フェレンツ・プシュカシュ監督 僕は、この2人と組めて素直によかったというのと、大将としての意地を最後に見せられたというのが、心残りなくこの『The SELECTIONS』の初代王者になれたのが嬉しかったです。

JACK監督 素直に嬉しいっていうのが一番です。この2人はエリア予選大会で優勝して『The SELECTIONS』に出ているんですが、自分は2位だったので足を引っ張っちゃいけないな、っていう気持ちで戦っていました。

――個々の試合結果ではなく、トータルスコアで勝敗を決するということで、個人戦との違いみたいなものはありましたか?

*YKMS*監督 始まる前は、根本的にサッカーの勝敗の決め方を間違えているんじゃないかって思ってやっていましたけど、盛り上がりましたね(笑)。1点取ってももっと取らなアカン、負けていても大量に取られないようにとか、諦めない精神が生まれてきますし、そういう違う感情が生まれてきたのは良かったと思います。心折れずにできるか、っていうのが一番です。

フェレンツ・プシュカシュ監督 僕もやる前は、得点によっては1勝2敗のチームが勝つ可能性があるので、そこに抵抗はあったんですけど、今日通してやってみて変わりましたね(笑)。次の仲間のために1点返さないといけないってところで、やる気もすごく出たし、3人で頑張ってるところを強調できるシステムなのかなと思いました。決勝戦がいい例じゃないですか。

*YKMS*監督 崖っぷちに追い込まれてもチャンスがあるっていうのがいいですね。

――もし次回、同じ形で大会があったら出場したいですか?

フェレンツ・プシュカシュ監督 もちろん出たいです。自分たちも、1年でステップアップして勝負していかないといけないと思うんで。WCCFの前年度チャンピオンがグループステージを抜けられないというのがあるなかで、チャンピオンという立場から、来年、新たなチャレンジャーを迎え入れたいですね。

*YKMS*監督 この3人もこれで交流が終わるわけじゃないし、途切れるっていうのはまずないですし、まあリーグ戦やっていると当たるんですよ(笑)

フェレンツ・プシュカシュ監督 これが終わったらプツンと切れるのは考えられないです。

JACK監督 また3人でこのチームで組んで、ぜひ戦いたいですね。

The ONE

当日出場枠予選大会

大会2日目は、従来の大会形式と同様の個人戦『The ONE』を開催。朝早くから多くのプレイヤーが会場に駆けつけ、当日出場枠のエントリーを行っていた。今回の当日出場枠は6席が設けられ、100人を超えるエントリーから16名が抽選によって選出、4つのトーナメントに分かれて戦いが繰り広げられた。

なお、当日出場枠に課せられたレギュレーションは、大会ルールの総コスト1500に加え、
・日本人選手カードを8枚使用
・すべてFOOTISTAのカード
というものであり、本戦に進んだ際にも適用される。

まず、決勝大会の出場権を手にしたのは以下の監督。

さくら監督
THコウナン監督
オカヤン監督
うまりん監督

さらに敗者復活戦が行われ、以下の監督が最後の切符を手に入れた。

Uta監督
ラファエル・バラン監督

全国決勝大会優勝経験を持つNIWA監督は、Uta監督との敗者復活戦で破れ、残念ながら決勝大会にはたどり着けなかった。

当日出場枠トーナメント表
グループステージ

グループステージでは、48名が12のグループに分かれてリーグ戦を行い、各グループ1位に加えて、各グループ2位のなかから成績上位4名がノックアウトステージへと進む。

グループステージの3試合、ここで自分のすべてを出し切らなければ、次なるステージに立つことは許されない。

  • グループAのリーグ表
  • グループBのリーグ表
  • グループCのリーグ表
  • グループDのリーグ表
  • グループEのリーグ表
  • グループFのリーグ表
  • グループGのリーグ表
  • グループHのリーグ表
  • グループIのリーグ表
  • グループJのリーグ表
  • グループKのリーグ表
  • グループLのリーグ表

グループステージを勝ち抜き、ノックアウトステージに進んだ16名は以下の通り。

MOTO∞監督
(A-1位/全国監督ランキング代表)
ポンコツ同盟NANA監督
(B-1位/全国監督ランキング代表)
Uta監督
(C-1位/当日出場枠)
アリタク監督
(D-1位※/全国監督ランキング代表)
THOMAS監督
(D-1位※/近畿A代表)
SM=ケツアツ=マエハラ監督
(E-1位/全国監督ランキング代表)
トシーー監督
(F-1位/中部A代表)
金肉男@tR監督
(F-2位/中国代表)
☆打首獄門特茶プレス会☆監督
(G-1位/九州A代表)
ミチコロンドン監督
(H-1位/関東F代表)
☆☆☆AMG☆☆☆②監督
(I-1位/関東C代表)
カミカゼ監督
(J-1位/全国監督ランキング代表)
HIKARU監督
(K-1位/関東E代表)
さくら監督
(K-2位/当日出場枠)
ゆーと*ありあ*さそりざ監督
(L-1位/中部A代表)
M A S A監督
(L-2位/全国監督ランキング代表)

グループ2位進出最後の1枠は、成績が並んだリオネル・メッシ監督とM A S A監督がじゃんけんで決めることに。じゃんけんに勝ったM A S A監督が2位通過を決めた。

※グループDは上位2名が同成績で並んだが、①2位通過に必要な成績を満たしていた、②ノックアウトステージの組み合わせは順位関係なく抽選で決定、という理由から順位を決めず両者1位として記録。

ノックアウトステージ

ノックアウトステージ、ここからは、勝ち続けたものだけが頂点に立つことができる険しい道のりとなる。

■1回戦

注目は、カミカゼ監督対アリタク監督、MOTO∞監督対M A S A監督といった全国監督ランキング代表の対決。優勝候補とも言われる全国監督ランキング代表の面々が1回戦から激突。事実上の決勝戦と呼ぶにはまだ早いが、お互いのプライドがぶつかり合う激しい試合となった。

そして、グループステージで好成績をおさめていたTHOMAS監督、金肉男@tR監督が残念ながらここで敗退。☆☆☆AMG☆☆☆②監督、トシーー監督もPK戦にまでもつれつつ残念な結果に。また、前人未到の当日枠優勝を目指したUta監督、さくら監督も敗退が決まってしまった。

THOMAS 0 - 1 ゆーと*ありあ*さそりざ
SM=ケツアツ=マエハラ 2 - 1 金肉男@tR
HIKARU 2 - 1 Uta
カミカゼ 3 - 1 アリタク
MOTO∞ 1 - 1
5 PK 3
M A S A
ミチコロンドン 1 - 0 さくら
☆☆☆AMG
☆☆☆②
1 - 1
5 PK 6
ポンコツ同盟NANA
☆打首獄門特茶プレス会☆ 2 - 2
5 PK 4
トシーー

■2回戦

いずれの組み合わせも、エリア代表監督対全国監督ランキング代表監督という構図になった2回戦。負けたら終わるノックアウト方式の厳しいエリア予選を勝ち抜いてきた監督と、日頃よりリーグ戦で鍛え勝ち得たランキングチャンピオン、その両者の差は勝ち切るという最後の勝負強さに現れたといったところか。

ゆーと*ありあ*さそりざ監督、HIKARU監督、ミチコロンドン監督、☆打首獄門特茶プレス会☆監督といったエリア代表の監督たちが大会を去ることに。そして、カミカゼ監督は前日の『The SELECTIONS』に続く2冠への期待が高まってきた。

ゆーと*ありあ*さそりざ 0 - 1 SM=ケツアツ=マエハラ
HIKARU 0 - 1 カミカゼ
MOTO∞ 2 - 1 ミチコロンドン
ポンコツ同盟NANA 3 - 1 ☆打首獄門特茶プレス会☆

■準決勝

残った4名はすべて全国監督ランキング代表監督となった準決勝。対人戦の強さの証でもあるスペシャルワンの称号を持つ男たちの激突、ここまできたら、誰が勝っても、誰が優勝してもおかしくはない。そしてその結果は、実力が拮抗するなかで得点を決められたか否かによって勝敗を分けることになった。

SM=ケツアツ=マエハラ監督対カミカゼ監督の対決は、怒涛のゴールラッシュでSM=ケツアツ=マエハラ監督の勝利。一方、MOTO∞監督対ポンコツ同盟NANA監督の対決は、前後半に1点ずつキッチリと決めたMOTO∞監督が勝利した。

SM=ケツアツ=マエハラ 3 - 0 カミカゼ
MOTO∞ 2 - 0 ポンコツ同盟NANA

■決勝戦

2日間に渡り開催された『FOOTISTA PLAYER’S CUP The 1st』も、残すは決勝戦1試合のみ。WCCFがFOOTISTAへ生まれ変わり、初開催となった今大会で、初代王者の座につくはどちらの監督か。

日頃から共にプレイする仲間同士の対決となった決勝戦、試合開始からわずか12分でMOTO∞監督が先制する。以降、SM=ケツアツ=マエハラ監督は守備を立て直し、MOTO∞監督も固い守備をみせ、お互いに得点を許さずに膠着状態が続いた。

後半、試合が大きく動き出す。後半開始4分に1点を返すことに成功したSM=ケツアツ=マエハラ監督は、さらに53分にも追加点を加え、ついに逆転に成功。勢いに乗るSM=ケツアツ=マエハラ監督だったが、追う立場となったMOTO∞監督も71分、得意の形から得点を決めて同点に追いついてみせた。

残り時間わずか、次のゴールが優勝を決めるといっても過言ではない状況のなか、87分にゴールを奪ったのはSM=ケツアツ=マエハラ監督。ついに突き放した。そのまま試合終了を迎え、優勝が決まった瞬間に泣き崩れた優勝監督。仲間であるMOTO∞監督を思う気持ちから溢れ出した涙だった。

優勝したSM=ケツアツ=マエハラ監督には、唯一無二の称号「カイザー」が贈られた。

SM=ケツアツ=マエハラ 3 - 2 MOTO∞
優勝監督・SM=ケツアツ=マエハラ監督インタビュー

――優勝した今の率直なお気持ちは?

SM=ケツアツ=マエハラ監督 (涙を流しながら)MOTO∞さんとの決勝だったので申し訳ないです。

――優勝を決めた3点目を振り返ってください。

SM=ケツアツ=マエハラ監督 嬉しかったです。

――優勝称号は「カイザー」です。

SM=ケツアツ=マエハラ監督 明日から僕を「カイザー」と呼んでください(笑)

――笑顔になってよかったです。では、最後に一言お願いします

SM=ケツアツ=マエハラ監督 信じられないです。ホンマ嬉しいです。応援してくれた方、ありがとうございます!

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