<!--ニュース一覧の表示--> <h2>WCCF FOOTISTA 2019 Ambassador Cup 決勝戦(再試合編)</h2> <p class="double">こんにちは。FOOTISTA(フッティスタ)プロデューサーの柏田です。前回から少し空いてしまいましたが、よろしくお願いします。今回は、1月26日(土)に幕張メッセで開催された「WCCF FOOTISTA 2019 Ambassador Cup」(以下、本大会)の決勝戦再試合について書いていきます。</p> <p class="double">1戦目を2-2で終えた両者は、大会ルールにより再試合を行うこととなります。前回の最後にも書きましたが、1試合目で見えたことが、2試合目に繋がっていた試合でした。その点をより分かりやすく説明できるように、今回は試合全体の流れというよりも、1試合目で何が見えて、2試合目にどう繋がったにフォーカスしていきたいと思います。前回同様、静止画や動画はミロシュ・スレイマニP監督(以下、スレイマニ監督)の画面となるため、文章もスレイマニ監督視点でのものとさせていただきます。</p> <p>フォーメーションは両者共に1試合目と変わらず、5-3-2(スレイマニ監督)と4-3-3(リンネ監督)でした。試合全体の模様については、下記の動画をご覧ください。</p> <div class="movie double"> <iframe src="https://www.youtube.com/embed/bNbZH5cfCQg?start=11048" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe> </div> <h4><span class="bold">1試合目との違い その①:ホットラインの変更</span></h4> <p>1試合目は、アグエロを絡めたホットラインを引いていたスレイマニ監督でしたが、2試合目では、アグエロをホットラインに加えていませんでした。これは、1試合目でアグエロが、リンネ監督のセルヒオ・ラモスに封じ込められていたことに起因すると推測できます。また、スレイマニ監督のメッシと対峙するCB(センターバック)が、2枚のうち総合値で劣るデ・ロッシであることから、ゲームのセオリーである<span class="red">相手の弱いところを突く</span>という点にマッチしています。</p> <p class="center"><img src="001.jpg" alt="スクリーンショット"></p> <p>2点目はメッシの独走でした。メッシがドリブルで抜けすぎるという感じもしますが、セルヒオ・ラモスと対峙していたら、抜きされる頻度は低くなっていたはずです。</p> <div class="movie double"> <iframe src="https://www.youtube.com/embed/bNbZH5cfCQg?start=11891" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe> </div> <h4><span class="bold">1試合目との違い その②:相手FWへのマンマーク指示</span></h4> <p>試合開始直後から、スレイマニ監督はチアゴ・シウバにマンマークを指示します。マンマークの対象はリンネ監督のアグエロでした。1試合目の終盤でも同じようにマンマーク指示を出していましたが、2試合目では最初から指示を出してきました。1試合目でかなり自由にやられていたことを受けての対応だと推測できます。</p> <p class="center"><img src="002.jpg" alt="スクリーンショット"></p> <p>ホットラインのBREAKが起こらなかったため、読みは外れていたのかと思いますが、マンマークを指示することで、アグエロに対する早めのアプローチができていました。</p> <div class="movie double"> <iframe src="https://www.youtube.com/embed/bNbZH5cfCQg?start=11813" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe> </div> <h4><span class="bold">1試合目との違い その③:効果的なフォーメーション変更</span></h4> <p>フォーメーション変更自体は、1試合目も行っていましたが、DFの枚数を増やしすぎて押し込まれる結果となってしまいました。その反省を活かしてか、スレイマニ監督は緩やかに守備的にする形を採りました。具体的には、5-3-2から5-4-1にするという形でした。</p> <p class="center"><img src="003.jpg" alt="スクリーンショット"></p> <p class="double">戦況が全く異なるため、言い切ることはできないかもしれませんが、1試合目でDFを7枚にしたときと比べると、押し込まれる場面はずいぶん少なかったと思います。</p> <p><span class="bold">総括</span></p> <p class="double">ここまで書いた通り、スレイマニ監督が1試合目の内容を見て、2試合目にやり方を変えてきたことが、勝敗を分けた一戦でした。このようにFOOTISTAでは試合中に(この場合は1試合前でしたが)状況を見て、改善をしていくことで成果が出る形を目指して開発をしてきました。</p> <p><span class="bold">この試合のポイント</span></p> <ol class="double"> <li>✓ 1試合目でなかなか攻略できなかったリンネ監督のセルヒオ・ラモスを避けて、ホットラインを設定した。</li> <li>✓ 1試合目で自由にプレイしていたリンネ監督のアグエロに対して、マンマークを設定した。</li> <li>✓ 1試合目で逃げ切りに失敗したことから、極端に守備的なフォーメーションにすることを控えた。</li> </ol>